本部・広報室の林です。
1月25日から2月4日にかけて中野良子総裁に同行し、ブラジルとアメリカに出張してきました。
いくつか目的はあったのですが、その中のメインはオイスカブラジル総局がサンパウロ州政府からの無償資金協力を得てクーニャという町でスタートさせたプロジェクトを視察すること。
同じ州内でもクーニャはサンパウロ市街地からは180㎞の距離があり、車で4時間ほどかかりました(さすがはブラジル。土地が広大です)。
プロジェクト地では広大な土地で多くの農民が牛を放牧させていました。本来は都市への水共有に欠かせない水源林を擁しているべき地域なのですが、はげ山のような風景が広がっていました。
プロジェクトではここで植林をし、水源涵養林を育てると同時に、家庭から垂れ流しになっている汚水を処理して河川に流す取り組みを進めています。現時点での対象家庭は300戸。これをモデルケースとして州内に広げていく計画です。
←汚水浄化槽。上の写真はこのタンクが地中に埋め込まれた様子
子どもたちにも地域の森づくりに参画してもらい、森がここに住む自分たちだけではなく、都市に住む人たちにきれいな水を供給する役割があることなどを説明し、理解を深めました。中野総裁も子どもたちと植林を体験し、とてもうれしそうでした!