WFP事業
- 場所
- マグウェ地域パコック県
- 活動開始年
- 2005年
- 受入機関
- 国連WFPと調整
ミャンマーでの長年の活動の経験を活かし WFPとの連携事業を開始
2005年、WFPが新たに中央乾燥地域での貧困削減事業を始めるにあたり、連携パートナーの一つとして、これまで1996年から同地域で活動を開始していたオイスカに事業参画への提案があり、それを受諾し、WFPとの連携事業が開始しました。
インフラ整備、栄養改善、住民の生計向上などに幅広く取り組む
飢餓や貧困との連鎖を断ち切る手段として、地域社会や教育機関と連携して、栄養状態の改善や生計向上に繋がる取り組み、脆弱なインフラの改善などを実施してきました。具体的には、以下の事業があります。
■全体の実績
104,075人(各種事業における直接受益者の延べ人数)(2005年〜2019年)
約520,000人(各種事業における間接受益者の延べ人数)(2005年〜2019年)
■FFW(Food for Work)/ CFW(Cash for Work)
道路の改修やため池建設といったインフラ整備事業に住民が参画し、米などの食料やその購入に充てる資金を支援。
実績:道路改修124.64km(延べ53の村で5,008人が参加して改修した道路の長さ。
飲料用ため池、農業灌漑用ミニダム改修51ヶ所
(延べ5,171人の住民が参画して改修した数、また農業用灌漑11ヶ所32.69kmも改修)
■FFE(Food for Education)/ School Feeding
学校給食など子供たちの栄養状態が改善され、学ぶ意欲を向上させる取り組み。
実績:学校給食51288人(延べ538校で給食支援を受けた児童・生徒の数)
■FFT (Food for Training)
農業など生計支援につながる研修や環境保全に関する研修などの参加者に米などの食料を配布。
実績:農業研修58村(農業指導を実施した村の数。延べ2229人が参加。また環境保全など4種の研修を延べ4007人に実施。
近況・今後の方針
今後も引き続き、WFPとの連携を通じて、対象地域の貧困削減の課題を解決することを目指します。