みなさん、Selamat siang!(こんにちは)。
国際協力ボランティアの川村です。
報告が遅くなってすみません。 ネタは日を増すごとに蓄積されているのですが、 なかなか文章にできない日々が続いていました。
お待たせしました、第二弾です。
インドネシアに到着して二日目にして、田植えをすることになりました。
インドネシアでは水田が日本の棚田のように段々になっており、 かつ一枚一枚の広さが狭いため(※丘陵地では棚田が多いですが、 ジャワ島北岸等の平野部では平らな水田が見渡す限り続いているそうです)、 機械が入ることができず手植えが主流だそうです。
インドネシアで田植えなどなかなか経験ができないことです。 しかもインドネシア人ですらなかなか経験できないことをやれると思い、 張り切ってズボンをまくし上げて水田へ。しかし・・・、予想以上に深い水田に驚きつつ、 何とか体勢を整えていざ、開始!
が、またしてもハプニングが。 インドネシア人の農場長、Achmadさんの説明を 短期研修生たちとともに聞いてから作業を始めたのですが、 インドネシア語のわからない私は、当然見よう見まねで研修生たちと苗を植えていたのです。 するとそれを見ていた、隣の水田で作業をしていた地元のおじさんが「○△×*□・・・!」と 私にアドバイスをしてくれますが、何と言っているのかわかりません。 わからずそのまま笑顔でうなずきつつ植え続けていると、 とうとうおじさんは手本を見せてくれました。
どうやら、「苗を二本ずつ植えるんだ!」と言っていたようです。 「おー!なるほど、Terima kasih(ありがとう)!」と返事をするとおじさんは満足した様子でした。
機械を使わない田植えですが、ここスカブミセンターでは 水をそれほど入れていない水田に碁盤目状に縦、横に線を引き、 線と線がクロスしたところに苗を植えていくという方法でやっていました。 これならきれいにまっすぐ苗を植えることができますね。
このようにして水田10数枚を研修生たち総勢30名弱でワイワイガヤガヤ言いながら植えていきました。 水田のあぜ道にバナナやキャッサバが植えられているという、 日本にはない水田の風景を見ながら田植えができ、とても楽しい一日になりました。 足の日焼けは痛かったのですが。