四国支部事務局の池田です。
1月28日、元オイスカ開発団員でありオイスカ徳島県支局(現オイスカ徳島県推進協議会)常任幹事として組織の拡充・発展等にも活躍された住村勢一様(小松島市)が逝去されました。94歳。
生家の漁業を手伝いながら国鉄に機関士として勤務するかたわら、オイスカ創設者中野與之介翁の唱えに共鳴し53歳の時にオイスカ初の漁業開発団員としてマレーシア・サバ州に赴任され、漁村の青少年達へ二年余り技術指導を行われました(その後、漁業訓練センターは現地に移管)。
帰国後は、徳島県での会員増強や「子供の森」計画支援者の獲得に尽力されたほか、人情味あふれるお人柄が国内各地で活動に取り組む多くの方々から慕われていました。
葬儀に際しては、 「オイスカの国際協力でも大変な功労者で私利私欲のなかった方だったと記憶しております。」 「サバ州で大変お世話になりました。不便な中でのご活躍の様子が、今でも目に浮かびます。」 「いろいろなお話を伺いました。また、味噌作りが大変お上手で、とても美味しかったです。今は 懐かしい思い出だけです。時の流れとは言え寂しいですが負けないよう努力してまいります。」 など数々の哀悼メッセージが寄せられました。
私が初めて住村様にお会いしたのは25年ほど前のことですが、お会いして挨拶する度に、柔和な笑顔と少し甲高い声で返ってくる「どちらいか」という阿波弁が心に残っており、時に優しく時に厳しく、折々にご教示ご指導いただきました。
長年にわたるご功績に深く感謝し、謹んでご冥福をお祈りいたします。有り難うございました。
※「どちらいか」は、「どちらへおっしゃることですか」が語源で「誰に向かってそんな丁寧なことを言うの」「感謝されたものの、私の方が感謝すべき」という感覚の阿波弁。
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