四国支部事務局の池田です。
SDGs(2015年の国連サミットで採択された地球規模で持続可能な社会を目指す行動計画)という言葉を皆様ご存知でしょうか?最近は四国でも活動に取り組む企業や団体を耳にするようになり9月9日(月)愛媛県での勉強会(☞http://www.ecpr.or.jp/study_sdgs/)に参加しましたが、少し時間あったので以前から興味あった場所を訪ねてみました。それがコチラ!
宇和島市の遊子水荷浦(ゆすみずがうら)という集落ですが、人家の裏山に全く木の生えていない所が多く不思議に思いながら近付いてみると…。
幅・高さとも1メートルほどの石垣が遥か山頂まで続く「耕して天に至る」と形容される段々畑で、急峻な山の斜面を集落の人々が苦労して切り拓いてこられた歴史の重みと壮観な造形の美に圧倒されました。この水荷浦の段畑(だんばた)は、眼前に広がる宇和海の美しさも相まって正に絶景で、「日本農村百景」や全国で3例目の「国の重要文化的景観」などに選定されています。
「天と地と海のはざまに生きる」と記されたパンフレットには半農半漁だった水荷浦の歴史が紹介されており、「魚付き林」や「養蚕」などオイスカも馴染みある言葉を見ることが出来ます。
・魚付き保安林☞ http://www.oisca.org/kaiganrin/blog/?p=16245
・ネグロス養蚕☞ http://www.oisca.org/blog/?p=27805
30度を超える急傾斜地に開墾された段畑と眼前に広がる紺碧の海に浮かぶ無数の養殖イカダから近世より現在に至るまで営まれ続けている半農半漁の生活を知り、陸からも海からも感じられる懸命に働く人々の姿に、オイスカ流ひとづくり「自助自立」が重なりました。
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