1月24日、東京農工大学よりタイのカセサート大学に留学中の大学生2名が「子供の森」計画に参加するアユタヤ県ワットクディライ学校とワットラムット学校を訪問。日本文化を紹介する出前授業を行いました。これはもともと環境保全に関心の高かった二人が、留学するにあたり、タイではどのような環境教育が行われているのか知りたい、また現地に根ざして活動しているNGOでの活動に参加してみたいという思いからオイスカに問い合わせを行い、実現したものです。
現在タイでは対面授業が再開していますが、外部からの訪問や課外授業などには慎重で、全面解除とはなっていません。出前授業も実施が危ぶまれましたが、事前の抗原検査や感染対策を行うなどの条件をクリアし、無事に当日を迎えた二人。授業では、簡単な日本語のあいさつを教えたほか、箸入れづくりのワークショップを行いました。水引と折り紙を使った箸入れづくりは、一緒に楽しく作業をすることで日本に関心を持ってもらいたいと事前にスタッフと相談して企画したもの。作業が少し難しいのでは、といった心配をよそに、子どもたちは初めての体験に目を輝かせながら真剣に取り組み、大盛況に終わりました。小規模な活動ではありましたが、新型コロナによって日本からの訪問も途絶えているなか、直接の国際交流を体験できたことは、とても貴重で子どもたちやスタッフの刺激にもなりました。
活動を終えてみて、「現地スタッフの協力にとても支えられた。子どもたちを飽きさせないように工夫されていたことを実感した」「この経験や学びを次に生かしたい。将来どのような立場になっても、何かに興味をもつきっかけや学びの機会を届ける側になりたい」と語るなど、企画をした学生の二人にとっても、次につながる学びの多い機会になったようです。現地で行った授業の様子は、スタッフブログにてより詳しくご報告予定です。