2012年11月20日

阿拉善沙漠生態研究研修センター冨樫所長、愛知県豊田市の小中学校で砂漠化に立ち向かう活動を紹介

  • 国内ニュース
  •  2012年11月20~23日、愛知県豊田市のNPO法人グリーングラスロッツ(光岡保之理事長)が学校などに講師を派遣して展開している「地球環境講座」で、中国・内モンゴルのオイスカ阿拉善沙漠生態研究研修センターの冨樫智所長が講師となり、同センターが現地で進める砂漠緑化の取り組みについて講演しました。
     同法人はオイスカのこの取り組みに賛同し、毎年、植林ボランティアツアーを組み、内モンゴル自治区バインムーレン村で、砂の移動を固定化する作業とスナナツメの植林を5年にわたり実施しています。12年は8月20~25日に同村を訪問。地元の完全中学校の生徒と相互に文化紹介を行って交流を深めたほか、同校生徒と共にセンターの敷地内で植林も行いました。このツアーには豊田市立逢妻中学校と小清水小学校、寿恵野小学校の教諭と生徒らも参加していたことから、同法人の招きを受け、今回の講座が実現しました。
     市内の3中学校と1小学校で開かれた講座では、5年前に植えたスナナツメに実がなった写真などが紹介され、砂漠にしっかりと木が根付いている様子が伝えられました。日中関係が緊張している中、冨樫所長を中心に地元の人々と共に砂漠緑化と地域の自立に向けた取り組みを着実に進めています

    内モンゴルの砂漠化の深刻さや同地でのオイスカ活動を紹介する冨樫所長(末野原中学校)
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