7月30日、山梨県道志村に㈱プロネクサスの社員とその家族、道志村の関係者など約70名が集まりました。これは同社から支援を得て、森林所有者、道志村、地域のNPOやオイスカが協働で森林の間伐や枝打ちといった整備を進めていく活動の一環です。本格的な間伐は木が水を吸い上げない冬の間に行われますが、夏休みの時期を利用して同社社員やその家族が活動地を訪れ、整備対象である森林で間伐作業に汗を流しました。
当日は道志村の村長である大田昌博氏が参加者を出迎え、活動への謝意が述べられました。その後、道志村で間伐ボランティアを展開する「道っ木ぃ~ず(どっきぃーず)」のメンバーがインストラクターとして間伐作業を説明、作業に入りました。こういった間伐は、一般の方はなかなか体験することができません。 慣れないノコギリを使い、木を切る作業は見た目以上に大変です。けがをしないように倒れる方向を見極めて切り込みを入れる行程も難しく、参加者は森林整備の大変さを感じつつ、木が倒れる時の衝撃に驚きの声をあげていました。
午後には、丸太を切ってコースター作りに挑戦。作業に真剣に取り組んで完成したコースターはお土産として参加者が持ち帰りました。こういった木の製品が実際に活用され、間伐材を含めた木材の利用が促進されていくことが、日本の林業が再生するための一助になります。今回の体験活動を皮切りに、横浜市の水源地域となる道志村での森林整備活動は進んでいきます。