今年度より、日本相撲協会所属の髙田川部屋が「十一月場所　福岡道場」として、西日本研修センターに部屋を構えることとなりました。センターの設備を宿舎として活用するためです。10月下旬、髙田川親方（元関脇・安芸乃島）率いる総勢27名が来所、車庫に土俵も完成し、にぎやかな秋となりました。

大きな身体の力士を初めて見る研修生は驚きと興味でいっぱいです。歓迎会では部屋特製の塩ちゃんこが振る舞われ、研修生たちはフィリピン料理を作り、また研修センターの田んぼで行われた稲刈りには地域の子どもたちと共に参加して住民とも交流を図りました。研修生は力士が稽古に打ち込む真剣な表情に、力士はふるさとのために遠く日本で学ぶ研修生たちの姿に、互いによい影響を与えながらそれぞれの目標に向かう姿が見られました。

一行は11月9〜23日に福岡国際センターで行われた九州場所を終え帰京。来年度の再会を約束し、研修センターを後にしました。