7月11〜14日、西日本研修センター(以下、西日本センター)の研修生19名が愛知県豊田市にある中部日本研修センター(以下、中部センター)を訪問、合同研修を行いました。研修初日、研修生は職員が運転するバスで西日本センターを出発、北九州から大阪まではフェリーに乗り、滋賀県にある㈱酵素の世界社を訪問。そこで中部センターの研修生と合流し、堆肥づくりや有機栽培について学びました。これは、環境保全型農業研修の一環として実施したもので、研修生は「野菜を育てるためには根を健康に育てること、そしてそのための土づくりが大切なことを学び、 土づくりの基本となる堆肥づくり、微生物の働きについて学ぶことができた」と話し、 見学の最後に試食したメロンとトウモロコシのおいしさに舌鼓を打っていました。
中部センターでは、農場での研修を合同で行い、ビニールマルチの片付け作業などを体験。赤土で粘土質が強い中部センターの畑は、西日本センターの砂地の畑とは違うため、苦労する様子が見られました。また、野菜の選別を細かく、丁寧に行っていることに関心を示し、状況や環境に応じたさまざまな方法があることを学んでいました。
13日には、西日本センターにおける人材育成事業に対し、長年支援を継続している㈱三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)の中部地区の従業員およびその家族との交流会が催され、各国の料理づくりや桃の収穫などを楽しみました。参加者からは「研修生のお国のいろいろな料理を一緒につくり、おいしくいただいた。また参加したい」「研修を終え、帰国した後の計画や希望も聞くことができてよかった」といった声が聞かれました。
また9月21 日には、四国研修センターでもMUFG従業員との交流会が行われ、同センターと西日本センターの研修生とが料理交流などを行いました。