神奈川推進協議会は、6月18日に横浜市で発会記念特別講演会を開催しました。講師はタイ王国大使館次席公使のシントン・ラーピセートパン氏。タイはアユタヤ王朝時代から日本と交流があり、今も日本のアニメやドラマの人気が高いことなどを事例に挙げ、タイ人にとって日本は最も親しみを持つ国だと紹介。その日本が大きな地震と津波に見舞われたことで、タイでは政府も国王もすぐに支援を表明したことなどが語られました。
また、緊急時の支援の受け入れ態勢について、タイがスマトラ島沖地震による津波で被災した時の経験と今回の日本の対応とを比較し、「日本は、今回のように海外からの支援を受ける側に立った訓練が必要なのではないか」という指摘もありました。
流暢な日本語と、巧みな話術に参加者はすっかり引き込まれ、講演後の懇親会は、シントン氏を囲んでの和やかなものとなりました。