「ピースウィンズ・ジャパン×オイスカ 気仙沼つみ木イベント」
3月17日(土)、1万5千個のつみ木を持って、宮城県気仙沼市に行ってきました。
前回、気仙沼を訪れたのは6月末でしたから、約9カ月ぶりの訪問です。
震災後、初めて訪れた時の街の様子とはうって変わり、盛んに往来する人々、
再開された商店など生活の賑わいが感じられて少しホッとしました。
今回は、震災直後から現場に入り、生活に密着した支援活動を続けている特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパンさん(以後、PWJ)からお声がけをいただき、4つの児童館から集まった気仙沼の子どもたちと親御さんたち、計70名と一緒に「森のつみ木広場」で楽しい時間を過ごしました。
PWJのスタッフさんたちは「子ども支援事業」として1年間、各児童館で活動を続けてこられ、児童館の先生と共に子どもたちの成長を見守ってこられました。
その1年の総まとめとの場としてこの「森のつみ木広場」を選んでくれたのです。
つみ木が始まる前にボランティアの須崎さんが紙芝居で子どもを引きつけます。子どもたちは紙芝居に釘付け。
最後、4つの児童館の子どもたちの作品が繋がり、大きな街になった時、子どもたちも保護者の方々も、児童館の先生たちもとても感激してくれました。児童館の先生が興奮した様子で、「あの子はね、はじめ何を作ろうか頭を抱えてたから心配したんだけど、こんなに凄い作品を作ったんですよ」などと声をかけて下さり、子どもたちの作品を丁寧に写真におさめていました。1年間、必死に子どもたちを守ってきた先生や親御さんの笑顔を見ると私たちの心も温かくなります。
会場となった松岩公民館は、以前は避難所として使われており、今回つみ木を実施した場所は以前は高く積まれた支援物資や、健康相談所などのブースが並ぶスペースでした。でも、今は子どもたちの笑顔で溢れる空間になっていることが、本当に嬉しく思えました。(以前の松岩公民館の様子) 皆で作ったつみ木の街。子どもたちの力に大人たちは大感動でした。
終わった後、子どもの一人が児童館の先生に「楽しかった」と耳打ちしていた姿がとても印象に残っています。
PWJの皆さん、ボランティアとして同行くださった西湖さん、須崎さん(オイスカ会員)、本当にありがとうございました。
そして、皆さんのご支援のおかげで子どもたちの笑顔を見ることができました。
1年間、被災地域で「森のつみ木広場」の活動ができましたこと、心より感謝申し上げます。
(報告:本部・啓発普及部 長野純子)