7月15~24日、中国における植林活動の視察などのため、本部の岡田文弘参事が貴州省、河南省および内モンゴル自治区を訪れました。河南省は漢民族発祥の地のひとつといわれている黄河流域の町・濮陽で、貴州省では省都・貴陽から約200㎞東に位置する凱里で植林状況を調査。いずれも日中緑化交流基金の助成を受けているもので、凱里では、住民の75%を占める少数民族の苗族が険しい山間の地で植えた馬尾松、楠木などがしっかりと根付いているのが確認されました。
内モンゴル自治区のオイスカ阿拉善沙漠生態研究研修センターでは、冨樫智所長と面談。砂漠化防止のための植林をはじめエミューの飼育や平飼い養鶏など、地域住民の生計向上のためにスタッフが協力し合い活動を進める姿が見られました。10年ぶりの訪問となった同地は町並みが一変。小さな砂漠の町にマンションが建ち並びネオンが輝く様子に、同行したオイスカ・カレッジ・リミテッド北京事務所長の陳銘全氏も「北京より物価が高い」と驚きの声を上げていました。