2010年12月18日、石川県金沢市の県立音楽堂邦楽ホールで、多様な生物が共存する豊かな生態系の重要性を考える「国際生物多様性年(IYB)」を締めくくるクロージング式典が開催されました。式典には日本政府代表、開催地代表、国連関係者、国際自然保護連合、各国NGO代表、経済界代表、国際生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)関係者など約400名が参加。第1部の国際生物多様性年クロージングの挨拶に続き、第2部では10月に名古屋で開催されたCOP10の成果が報告され、第3部では、IYBから本年の「国際森林年(IYF)」へ引き継ぐセレモニーが行われました。 式典は日本政府を代表した松本龍環境大臣の挨拶で始まり、国連を代表して赤阪清隆国連広報担当事務次長、またアフメッド・ジョグラフ国際生物多様性条約事務局長、ジャン・L・マカルピン国連森林フォーラム事務局長ほか各界の代表もそれぞれ挨拶を述べました。式典に参加した(公財)オイスカの永石安明事務局長は、限られた時間でしたが、赤阪、ジョグラフ、マカルピンの3氏にそれぞれ挨拶。オイスカの現況報告を行ったほか、フィジー政府代表のサムエラ・サウマトア地方行政、都市・住宅開発、環境大臣にも面会し、フィジーでのオイスカの活動を紹介しました。