毎年、研修生が緊張の瞬間を迎える時期があります。12月上旬に実施されている「日本語能力試験(主催:(財)日本国際教育支援協会・ 国際交流基金)」の受験時です。2008年は12月7日に実施され、国内4つの研修センターや関連施設で学ぶオイスカの研修生と実習生計171名もそれぞれの会場で受験し、2級1名、3級58名、4級28名が合格しました。
この試験は1級から4級までの級ごとに、「文字・語彙」「聴解」「読解・文法」の3部門で試験が行われ、6割以上(1級は7割以上)の正解で合格となります。無事に合格すると、帰国後就職の際に優遇される場合もあり、また2級以上の合格では日本の大学を受験できるようになります。オイスカでは、ほとんどの研修生・実習生は滞在期間で3級までの実力を養うことができますが、2級のハードルは大変高く、合格者が出るのは稀です。今回は2名が2級に挑戦し、うち1名が合格しました。今後受験する研修生の大きな励みとなることでしょう。