オイスカ四国研修センターは1968年3月28日、香南町・冠纓神社境内にて開所、1981年綾川町(旧綾南町)に移転し、本年創立40周年を迎えました。
創立40周年を記念して、4月5日、同神社宮司の友安盛敬氏をはじめ、地元綾川町町長・藤井賢氏、オイスカ四国支部会長・佐藤忠義氏のほか、「記念事業実行委員会」のメンバーらが同センター発祥の地である冠纓神社に参集し、記念石碑の除幕式が厳かに執り行われました。
また、同センターでは「オイスカふるさと祭り・春」を開催。開会にあたり(独)国際協力機構(JICA)の四国支部長・新納宏氏より祝辞をいただきました。さらに、センターの歴史を築いた歴代所長、初代故・藤岡精二氏、二代目故・冨田定氏、三代目・杉山稔氏、四代目・中條清氏に対し、感謝状と記念品を贈呈。
初代所長に代わって感謝状を受け取ったご子息、藤岡正直氏(四電エンジニヤリング㈱社長)は、「父の人生はオイスカがすべてであった。流行の歌ではないが、千の風になって、オイスカとここにいる私たちを見守り、きっと喜んでいるに違いない」と挨拶されました。
会場を訪れたおよそ300人の参加者は、国際交流のゲーム、もちつき体験、センター農場の生産物バザー、エスニック料理、地元の名人による「手打ちうどん」、「森のつみ木広場」などを思い思いに楽しみました。中でもオイスカの法人会員である㈱四電工による「高所展望コーナー」には長蛇の列。
高所作業車のゴンドラに乗り15メートルの高さから見る満開の桜や町全体の眺望は大好評でした。最後は、研修生たちが練習を重ねてきた「環境」をテーマにしたドラマを披露。たどたどしい日本語の中に、香川県の方言も交えて熱演し、観衆の笑いを誘っていました。
晴天の下、一時は太陽に虹がかかるなど神々しい光景も見られ、桜に彩られた春の一日、たくさんの支援者に祝福される中、皆様のご協力によりオイスカ四国研修センターの記念行事を無事に終えることができました。