8月29日、フィリピンの大統領官邸であるマラカニアン宮殿でオイスカ・インターナショナルの中野良子総裁と永石安明事務局長がロドリゴ・ドゥテルテ大統領を表敬しました。
現地からは、オイスカ・フィリピンのジェット・ロハス会長、前会長のアルフレッド・G・マラニオン・Jr西ネグロス州知事、カブガオ支局のコバンバン会長のほか、大統領府との調整役を担ったアブラ州ドローレス町のロベルト・シアレス町長ら関係者も同席。6月30日に発足したばかりの新政権下にあり、マラカニアン宮殿には厳戒態勢が敷かれる中、夕食懇談の場も用意されるなど歓待を受けました。就任から2ヵ月という重要な時期に大統領が国外の民間団体と会談するのは異例の対応といえます。
ドゥテルテ大統領は、強硬な麻薬取締政策や国際社会をも巻き込んだ過激な発言などが世界中の注目を集めているものの、一方では環境対策にも力を注いでいます。当日はフィリピンの祝日にもかかわらず環境天然資源省のジナ・ロペス大臣を同席させ、オイスカとの連携を深め、各種緑化プロジェクトや「子供の森」計画を通じて環境保全やそのための教育に、さらに注力するよう大臣に要請しました。
2022年まで続くドゥテルテ政権が推し進める環境保全対策に、オイスカは側面からの貢献ができるよう関係各機関と調整しながら取り組んでいきます。