2009年9月29日、パプアニューギニア(PNG)の首都ポートモレスビー市のクラウンプラザ・ホテル・ポートモレスビーで、労働産業省インディペンデンス・フェローシップ・スキーム(IFS)による、2010年度技能訓練奨学生500名が正式に発表されました。会場には、マイケル・ソマレ首相をはじめ、各関係省庁の大臣、国会議員、企業の代表者ら総勢200名が出席しました。IFSは、以前は「ソマレ奨学金」として知られ、地方の青年が、それぞれの地域内で仕事に就いて、発展に貢献していくことができるよう、技術訓練の機会を与えることを目的とした開発援助プログラムです。PNGで農業技術研修を実施している唯一の施設、オイスカのラバウル・エコテック研修センターは、これまでの実績が高く評価され、その内の農業分野168名を受け入れることになりました。
この席上、これまでの2100名を超えるIFS技能訓練卒業生の中から優秀実践者10名が選ばれ表彰を受けました。その内の3名は、オイスカで稲作や農業一般、農産物加工などの研修を受けた研修生でした。この度の受賞は、彼らが研修で培った技能を十分に活かし、それぞれの地域で農村開発に熱心に取り組んでいることが高く評価されたものです。 PNG政府から期待が寄せられているオイスカでは、PNGの将来を担う人材を育成するため、今後も研修内容を充実させていく計画です。