3月28日、ミャンマー農業指導者研修センター(以下、第2センター)で研修修了式が行われ、中央政府農業局次長をはじめ、地元政府関係者らが第1期生21名の門出を祝いました。
第2センターは、2017年8月に三菱商事㈱の支援を受けて新たに開所したセンターで、既存のミャンマー農村開発研修センター(以下、第1センター)と同様に、地域青年を対象にした農業指導者育成のための研修を行っています。
1期生はセンター開所の1ヵ月ほど前より研修を開始し、稲作、蔬菜栽培のほか、養鶏や養魚、食品加工なども実践を通じて学びを深めました。当初は農業研修を行うのに十分な条件が整っていませんでしたが、専門家の岡村郁男氏の指導の下、灌漑施設の充実や土壌の肥沃化などに取り組み、研修環境を改善。同国の農村が抱える現状の問題に即した実践的な研修となり、研修生からは「ふるさとに戻ってからも、ボカシ肥料を活用した土壌改良に取り組みたい」といった声が聞かれました。
5月中旬には2期生22名の研修もスタート。研修の充実に加え、今後は、第一センターが取り組んでいるような「子供の森」画をはじめとする緑化やマイクロクレジットといった地域住民の生計向上を目的としたさまざまな活動を、地域で展開できるようスタッフが一丸となって取り組んでいきます。