2008年7月4日

ミャンマー・サイクロン災害 176世帯へ緊急支援物資配布、日本人スタッフのデダイ入域許可下りる

  • 海外ニュース
  • 支援物資を受け取り、家路につくダノンチャウン村の住民
    支援物資を受け取り、家路につくダノンチャウン村の住民

    6月15日、ミャンマー農林業研修センターのスタッフを通じてヤンゴンにある青果市場から野菜の寄附をいただき、翌日からの配布に備えて袋詰め作業を行いました。

    16日、デダイのダノンチャウン村の3地区で、176世帯に対して米・油・野菜・衣類・ロウソク・ライターなどのなどの物資を配布しました。ダノンチャウン村は計7地区からなる村で、サイクロン災害後には他地域からの避難者31世帯が加わり、現在415世帯が生活しています。これまでに1度だけ支援物資の配布がありましたが、その際は全世帯に行き渡らなかったとのことです。オイスカでは、2日間に分けて全世帯に支援物資を配布しました。

    この地域では、稲作に加えてココナッツやバナナを中心とした果樹および花卉栽培を主として行っていますが、サイクロンによる暴風の影響で多くの損害が出ており、同時にそれらの果樹園で働く日雇い労働者(全世帯の15~20%)の生活も打撃を受けています。
    同日、ミャンマー農業公社(MAS)を通して申請していた日本人スタッフの災害支援地への入域許可が下りました。18日から21日にかけて、これまで日本人が入れなかったデダイに入り、種籾支援に関する最終調整を行う予定です。

    大きな籠に入った青果市場からの寄附。ニンジン、インゲン豆、白菜、ハヤトウリは舟に積み込みダノンチャウン村へ
    大きな籠に入った青果市場からの寄附。ニンジン、インゲン豆、白菜、ハヤトウリは舟に積み込みダノンチャウン村へ
    ダノンチャウン村の3地域の住民には1カ所に集合してもらい、支援物資を配布
    ダノンチャウン村の3地域の住民には1カ所に集合してもらい、支援物資を配布
    ココナッツの木はサイクロンの暴風にも耐えたが、実は多くが落下し売り物にならなくなった(ダノンチャウン村にて)
    ココナッツの木はサイクロンの暴風にも耐えたが、実は多くが落下し売り物にならなくなった(ダノンチャウン村にて)
    この投稿へのトラックバック:

    アーカイブ