2008年9月25日

ミャンマー・サイクロン災害 貸付金の利子の一部を回収、種籾支援の稲は順調に成長

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  • タウンダン村の青々と広がる田んぼの前で農民と一緒に
    タウンダン村の青々と広がる田んぼの前で農民と一緒に

    9月25日から27日にかけて、ミャンマー・サイクロン被害に対する小規模融資を実施したモービー村、レー村、ニャウンラン村、チュンニョージー村、ジョンダーユワマ村、タウンダン村の6村において、8月上旬に行った貸付金に対する利子額の50%分を回収しました。各村では委員会の主導で利子のお金が集められており、予定通りに回収できました。来年の2月中旬に、利子の残額と元金を回収する予定です。

    25日から29日にかけては、種籾(ローカル種)配布を実施した村々の一部において生育状況の視察を行いました。種籾を播いた際は、害虫の異常発生により損失が出ましたが、生き残った苗はその後順調に生長しており、青々とした風景が広がっています。また、例年出る虫や病気なども今年はほとんどなく、殺虫剤等の購入費が削減できているとのことです。出穂はまだですが、このまま順調に育てば11月中旬から12月下旬にかけて刈りいれの時期を迎えることができます。

    30日、研修センター提供した2種類の種籾を試験栽培している7名の農家を訪問し、生育状況の視察を行いました。栽培方法や施肥方法は農家によって異なりますが、どこも順調な生長を見せています。特にオイスカの奨励品種(原産フィリピン)は、ミャンマーのローカル種に比べて生育期間が短く、すでに穂がついていて成長も良いため、どこの村でも周辺農家が注目しているとのことです。稲の刈り入れ時には収量調査を実施する予定です。

    小規模融資を実施しているニャウンラン村にて。「貸付金で肥料を買えたおかげで稲がこんなに良く育っている」と話すコミッティーメンバー(写真左端と右側3名)
    小規模融資を実施しているニャウンラン村にて。「貸付金で肥料を買えたおかげで稲がこんなに良く育っている」と話すコミッティーメンバー(写真左端と右側3名)
    貸付金を完済して、利子が村に還元されたら、この橋を修繕したいと話す村人
    貸付金を完済して、利子が村に還元されたら、この橋を修繕したいと話す村人
    チャウンピャー村のモデル農家アウン氏の田んぼ。オイスカの奨励品種が出穂して順調に育っている
    チャウンピャー村のモデル農家アウン氏の田んぼ。オイスカの奨励品種が出穂して順調に育っている
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