6月21日、ハノイのベトナム青年連合本部にて、オイスカと同連合の協約調印式が行われました。同連合は、ホーチミン共産党青年同盟、ベトナム全国学生同盟、ベトナム青年労働者協会など全国の青年団体の連合体です。同国が抱える青年の雇用や起業家育成といった課題解決に向け、人材育成に力を注いできたオイスカとの相互協力協約が結ばれました。当日は、在ベトナム日本国大使館の斉田幸雄総務参事官の立ち会いの下、オイスカ・インターナショナルの中野利弘副総裁と、ベトナム青年連合のファン・バン・マイ会長が調印に臨みました。協約には青年育成に関する情報交換や両国青年の交流・会議の実施のほか、能力向上を目的とした研修、環境意識向上のための指導を行うことなどが定められています。
　同国では近年、農薬の使用による環境汚染や健康被害などの問題も発生しています。オイスカが長年進めてきた農薬や化学肥料に頼らない農業の分野でも青年を育成したいと、大きな期待が寄せられています。