2月5~9日、日本から植林ボランティアツアーに参加した東京海上日動火災保険株式会社社員に加えて、タイ、アメリカ、イギリスの同社現地法人の関係者を含む総勢43名がタイ・ラノーン県を訪れ、植林活動と地域住民との交流を行いました。
タイ・ラノーン県のマングローブ植林プロジェクトはオイスカの支部支局やさまざまな企業・団体からの支援を受けて1999年より実施しています。中でも同社には、プロジェクト開始年より支援していただいており、さらにはフィリピン、インドネシア、フィジーでのマングローブ植林プロジェクトも支援していただいています。
植林開始式典にはラノーン県のワンチャード・ウォンチャイチャナ知事も出席し、これまでのオイスカと同社の支援に対する感謝の言葉と、そこで育まれた日本とタイの友好関係の発展を祈念する言葉が述べられました。また、同社のボランティアの団長を務めた永野毅常務からは、プロジェクトを支える地域住民の方々へ感謝の意と「この活動を100年継続していきたい」という決意が述べられました。
植林参加者は、現地の村人や子どもたち約250名と3日間にわたって2万本を植樹。また、植林活動だけではなく、プロジェクトにより環境意識が高まった村への訪問や、苗木作り体験、草刈りなどの植林の準備プロセスについても詳しく説明を受け、本プロジェクトについて理解をより深めました。
植林活動の最終日にはオイスカ・タイ総局の見原アイサ事務局長が「皆さんが植えてくださったのはマングローブだけではない。参加したすべての人の心に木が植えられました。この木を枯らさないよう、水をあげ、世話をして、一緒にしっかりと育てていきたい」と参加者に向けて挨拶をしました。
このマングローブ植林プロジェクトは、現在、2009~13年までの5年間で、4ヵ国に計1000ヘクタールを植林することを目標に進められています。