2011年11月21~22日、経団連自然保護協議会の大久保尚武会長を団長とする自然保護プロジェクト視察ミッションの一行18名が、ミャンマー農林業研修センター(以下、センター)と自然保護プロジェクトを中心とした活動を視察しました。今回の訪問は、1996年11月、センターが建設途中だった当時に、同協議会とオイスカの合同視察団が訪れて以来、約15年ぶりです。センターはこれまでに同協議会が運営する経団連自然保護基金から自然保護普及センター建設事業と灌漑水路延長事業に対し助成を受けている経緯もあることから、今回の視察受け入れとなりました。
一行は、センターで開所以来取り組んできたさまざまな事業を視察。人材育成ならびに地域開発事業の拠点としてセンターが果たしてきた役割と実績に対し、一行から高い評価を受けました。助成を受けた自然保護普及センターでは、大久保会長が敷地内に記念植樹を行いました。 また、近隣の村で実施している「子供の森」計画の参加校を訪問して、児童や村人と交流したり、コミュニティフォレストを実施している村で村人と意見交換するなどして、地域とともに取り組んできたオイスカの自然保護プロジェクトへの理解も深めました。
今回の視察は、オイスカ・ミャンマーだけではなく、地域の人たちにも学びや気づきの多いものとなりました。この後、一行はさらに他団体の活動を視察するため、ブータン王国へと向かいました。