2016年10月5日

オイスカ・フィリピン 「ネグロス養蚕普及プロジェクト」 取り組みによる生計向上を確認

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    ケソン地区に広がる桑畑と養蚕担当スタッフのダニーロ

    6月、本部海外事業部部長の森田章がフィリピンを訪れ、ネグロス島中央部に位置するサンカルロス市ケソン地区と東海岸に近いカラトラバ地区で「ネグロス養蚕普及プロジェクト」を視察しました。
    現地では例年以上の厳しい乾季がようやく終わり、蚕の餌になる桑の葉も順調に生育し始めたところで、本格的な繭の生産に向け農民からは期待が高まっている様子がうかがえました。車が入れる道路から徒歩で45分の山あいにあるケソン地区では、プロジェクトに参加する農家グループのリーダーであるペドロ氏が「養蚕で得た収入でソーラーパネルを設置し、電気のある生活を手に入れた」と語り、喜びあふれる表情を見せていました。それら視察で目にした農民の養蚕に対する姿勢から、プロジェクトが確実に地域住民の生計向上の一端を担っていることが分かりました。
    本事業は、フィリピン国内はもとより各地から大きな関心と期待が寄せられています。今後、さらなる品質の向上と生産の拡大を目指して事業を推進していきます。

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