オイスカ・フィジーでは2010年12月6~10日、住友生命保険相互会社より支援を受けて実施しているサンゴ礁保全プロジェクトに参加するフィジーの26ヵ村の代表 者を対象に、研修会を実施しました。同国では07年に赴任した吉田孜前駐在代表のもと、有機農業研修をはじめ「子供の森」計画やマングローブ植林、サンゴ礁保全プロジェクトやリサイクル活動など、活発な活動が展開されてきました。本研修会は、オイスカ・フィジーが拠点としている国立青年研修センターで開催され、プロジェクト・コーディネーターはもちろん、村長など、地域のリーダーが多数参加しました。オイスカの活動紹介やサンゴ礁保全活動、有機農業やリサイクル活動、微生物と人間生活に関する講義、「環境保全と村づくり」をテーマにしたグループ討議など、オイスカ・フィジーがこれまで実施してきた活動を総括する内容となりました。
また、センターの規律に従った合宿生活を行い、夜はフィジーの伝統であるカバ(※)の儀式を行うほか、それぞれの村での問題とその解決策などを語り合いました。受講した研修生からは「気持ちを新たに村のために頑張りたい」と頼もしい言葉が聞かれました。
※ ヤンゴナの木の根を粉にして水で溶き、布でこした飲み物