2010年10月28日

オイスカ・ウルグアイ総局 有機農業普及の拠点完成

  • 海外ニュース
  •  

    センター竣工式でのテープカット。手前が佐久間大使、中央がオイスカ・ウルグアイのウダンガリン事務局長
    センター竣工式でのテープカット。手前が佐久間大使、中央がオイスカ・ウルグアイのウダンガリン事務局長

     南米大陸南部に位置する国、ウルグアイ。オイスカは、1993年にウルグアイ総局を設立して以来、「子供の森」計画や有機農業の普及を行ってきました。そして2010年、同国ソリアノ県に有機農業普及の拠点となる研修員育成センターが完成し、10月28日にその竣工式が開催されました。同センターは、日本政府の草の根・人間の安全保障無償資金協力プロジェクトとして建設され、竣工式にはウルグアイ大統領からも祝辞が寄せられたほか、佐久間健一在ウルグアイ特命全権大使夫妻や同国社会開発大臣なども出席しました。 オイスカ・ウルグアイはこれまで、環境再生保全機構地球環境基金や、米州開発銀行日本特別基金などを活用し、有用微生物群(以下、EM)を利用した有機農業技術の普及に取り組んできました。その結果、EMはウルグアイの農林・牧畜業において生産性の向上や品質改善に役に立つことが明らかになり、さらに人々の生活の衛生改善の面でも注目を集めています。

     農業が主要産業であるウルグアイにおいて、農業技術の向上は国の発展を支える重要な課題です。今後オイスカ・ウルグアイは、このセンターを拠点としてEMによる農業技術の普及を進めるほか、将来的にはアフリカなど第三国からも研修生を受け入れていく計画です。

    この投稿へのトラックバック:

    アーカイブ