7月9日、大木正充駐アゼルバイジャン日本大使が、同国北部のヌゲディ村を訪問し、「〝サクライ・リンゴ〞栽培プロジェクト」を視察しました。同プロジェクトは、2005年からアゼルバイジャン総局が主導して実施しているもので、オイスカ山梨県支部関係者とリンゴ栽培家の桜井昭八氏の協力により、日本種リンゴの栽培の指導・普及を目指しています。現地では、日本種リンゴの優れた食味が認知されたことから、「SAKURAI」と呼ばれて従来種からの切り替えが進んでおり、来年は1トン程度の収穫が見込まれています。
視察には、オイスカ・アゼルバイジャン総局のエルチン・ナシーリ会長とアゼルバイジャン外交大学院大学のルトフル・カビル人材組織部長が同行しました。視察後に催された栽培農家との茶会で大木大使は、「この国の農業振興に日本のリンゴが役に立てるのは喜ばしい。今後は販売にも力を注いでプロジェクトを成功させて欲しい」と期待を表明しました。