1月26日、埼玉会館にて東日本大震災復興支援「海岸林再生プロジェクト10ヵ年計画」(以下、プロジェクト)の報告会を開催。約80名の参加のもと、東京大学名誉教授の太田猛彦氏による「日本の森林の現状と森林生態系を活用した防災・減災」と題した講演が行われました。その中で太田氏は、Eco‐DRRの観点からプロジェクトやその背景を解説し、地域社会の役割と連携の重要性、将来における防災、減災に対する考え方や取り組みについて講じました。
その後、アドバイザーの小林省太氏(元日本経済新聞社論説委員兼編集委員)より、プロジェクトの進捗が報告され、プロジェクトの成功のためには植栽後の管理が重要であることや、そのために全国から年間2000人を超えるボランティアが現場へ足を運んでいることが紹介されました。
会場にはオイスカを知らないという参加者も多く見られましたが、現場へ行ってみたいとの声も聞かれ、プロジェクトや、オイスカへの関心を深める機会となりました。
※Eco-DRR:Ecosystem-based Disaster RiskReduction/生態系を活用した減災・防災