- 世界林業会議で発表する協議会・清藤副会長
3年間で約25haの植林を終えた「富士山の森づくり」。参加企業・団体で組織された「富士山の森づくり」推進協議会(以下、協議会)の平成21年度総会・モニタリング調査報告会が、2月24日に行われました。研究チームからは、これまでに植林された木が富士山の厳しい気象条件の中でもしっかりと生長していることなどが報告されました。しかし、植林地周辺には非常に多くのシカが生息しており、苗木が育つためには継続した管理が必要であるという認識も共有されました。
また、これまでの取り組みへの評価として、09年度に山梨県が実施した「やまなしの森づくり・CO2吸収認証制度」において当プロジェクトが第1号の認証を受けたことや、09年10月にアルゼンチンで行われた「第13回世界林業会議」で本協議会の清藤城宏副会長が活動について発表をしたこと、雑誌「現代林業」の3月号において協議会の取り組みが特集されたことなどがあげられました。さらに特別講演では㈱博報堂DYメディアパートナーズ・川廷昌弘氏によって、活動をどのように広報していくかという点でのヒントをいただきました。今年10月に名古屋で開催されるCOP10でのブース出展も予定しており、地道な活動とその発信のための取り組みが続きます。