2018年8月2日

「子供の森」計画 2ヵ国から子ども親善大使が来日 学びを深め、活動の促進を誓う

  • 国内ニュース
  • 6月4〜13日、フィリピン・アブラ州、タイ・コンケン県より「子供の森」計画(以下CFP)の児童・生徒代表ら各2名とコーディネーターの計6名をCFP子ども親善大使として招聘。東京都、埼玉県、北海道、宮城県の各地で、支援企業の訪問や交流活動、環境保全に向けた取り組みの視察などを行いました。

    えこりん村にて参加者との記念撮影

    都内では2チームに分かれ、それぞれの国の活動を支援する企業を訪問。親善大使らは、自分たちの取り組みが日本の支援者にどのように支えられているのかを知り、感謝の気持ちとともに、帰国後の活動へのさらなる意欲を高めました。

    グリーンウェイブ活動に参加する親善大使

    北海道へ移動した一行は、9日、えこりん村(恵庭市)において、グリーンウェイブ活動に参加。はじめに、持続可能な森づくりについての理解を深めるため、北海道における森林の現状と生物多様性を支える森の役割についてレクチャーを受けました。その後、道森林ボランティア協会の指導を受けながら、えこりん村敷地内5haの森の中で、間伐された木の運び出しや薪割りなどの作業を行いました。気温が低く、肌寒い日でしたが、楽しみにしていた野外活動とあって、道内から集まった高校生や大学生ら約50名と交流を深めながら楽しく過ごす様子が見られました。

    札幌市立白楊小学校では、自国での環境保全の活動について報告を行ったほか、6年生と書道や給食を通じた交流を楽んだ

     

     

     

     

     

     

     

     

    「ふるさとの森との違いに驚いた」「木を植えるだけでなく、間伐や補植をして管理することが大切だと分かった」との感想が聞かれ、地道な整備活動が多様性豊かな森の保全につながることを学ぶ、有意義なグリーンウェイブ活動となりました。

    宮城県支部の報告会では、約100名の参加者を前に緊張しながらも堂々と活動を報告。ダンスを披露し、会場を和ませる場面も

    また宮城県においては、「海岸林再生プロジェクト」を視察する機会を得ました。自国でマングローブ植林に参加したことがあるフィリピンのラップ君は、「海岸林を育むことで、多くの生命を災害から守ることができると分かった。帰国後は友だちと一緒に活動をもっと頑張りたい」と、今後も防災や減災につながる森づくりに積極的に取り組んでいくことを誓いました。
    各地で学びを深めた親善大使たちが、帰国後に小さなリーダーとして、学校や地域の活動を牽引できるよう、オイスカ本部からもフォローを続けていきます。

     

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