3月1日より、「グリーンウェイブ2013」がスタートしました。グリーンウェイブは国連環境計画・生物多様性条約事務局(SCBD)が世界中に呼び掛けているもので、国連が定める「国際生物多様性の日」(5月22日)の朝10時を中心に、青少年や子どもたちが学校や地域で植樹を行い、世界中に緑(グリーン)の波(ウェイブ)を広げる取り組みです。国内では、6月15日までの間、環境省、農林水産省および国土交通省の主導により「グリーンウェイブ2013」が展開され、広く国民への協力と参加を促していきます。
オイスカは2010年にSCBDと基本協約を結び、世界各地においてグリーンウェイブの推進に力を入れており、昨年までに世界18ヵ国・約2万4千名が参加しています。また12年10月の国連生物多様性条約第11回締約国会議(COP11/インド・ハイデラバードにて開催)参加の折、SCBDのブラウリオ・ディアス事務局長にグリーンウェイブに関する提案書を提出し、本年1月末に正式な回答が届きました。オイスカの「グリーンウェイブは、自然と人との関わりを重視し、植樹活動にとどまらず、豊かな自然共生型社会づくりを目指した有機農業などの生計活動を取り入れること。またそれらの実践を通じ、国を超えて子どもたちが学び合う場を作ること」といった提案に対し、「環境教育を重視した人づくりや自然共生・循環型の生計活動は愛知目標(※)達成のためにも非常に有効であり、オイスカとさらに連携してグリーンウェイブの幅を広げたい」という非常に好意的な回答を得ました。
グリーンウェイブはそれぞれの地域の生物多様性を守るだけでなく、ほかの地域や世界とのつながりを考える機会でもあります。今年度もオイスカはSCBDとの連携を深め、日本で、世界で多くのグリーンウェイブをつないでい
きたいと考えています。
※2010年10月に愛知県名古屋市で開催された生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)で採択された「生物多様性新戦略計画」のこと。開催地にちなみ「愛知目標」と呼ばれる。
グリーンウェイブ パートナー募集
日本と世界をグリーンウェイブでつなぐ取り組みの一つとして、オイスカでは今年、 「100校=1万人」のグリーンウェイブパートナーを募集します。人と自然、日本と世界の絆を深めるために、世界のグリーンウェイブを一緒につくっていただけませんか?
●1校あたり10万円(募集国はお問い合わせください)
●各校では、パートナーの名前を冠してグリーンウェイブを実施します
●オイスカが国連への報告を行い、 公式ウェブサイトで紹介されます
●SCBDとオイスカが連名で各校に発行する参加証にパートナーの名前とロゴが入ります(パートナーにはコピーをお届けします)
募集は4月30日までです。
〈お問い合わせ〉「子供の森」計画担当 高田 TEL(03)3322ー5161