8月6・7日に6回目となる「学校林・遊々の森」全国こどもサミットが
京都・知恩院和順会館で全国の20校の公立小学校児童・教員97名、
一般傍聴・関係者含めて全体220名の参加を得て開催されました。
オイスカは、林野庁、国土緑化推進機構、森林インストラクター協会らと
ともに実行委員の一翼を担っております。
子供たちから報告されたユニークな学習例
・学校林内の多種類の葉の中から、「黄金比」の考え方で「最も美しい」木の葉を選ぶ
・学校林内に800mのクロスカントリーコース。春から秋は毎週木曜に20分間「走る」
冬はクロスカントリースキー
・木の高さを比で求める
・気温の違いを学校林内とグランドとで比較する
・子ども樹木博士認定会
・森林管理署からコンパス測量を習う(3年生)
・白樺の樹液を飲む
・「ぼくらの里山再生活動」(学校林・学校池・学校田の三本立て)
・森林管理署の指導でクロマツ種子採取→播種→3年育苗→海岸林植樹
・東日本大震災と、「100年後のふるさとを守る」(国語5年・光村図書)
を読んだことから活動の目標が明確になり、学校林保全活動を再開した。
「地域の素材を教材化するのは並大抵ではないが、色々な教科を巻き込み
合科的に学習を展開することで広がりや深まり、発展性が出てくる。」
「各学年の活動を集約し、縦の系統を考えた計画を作成。」
先生が作成した資料に上記のようなコメントが複数見られ、
総合学習が削減されても一般教科で森林が活用されているという報告も多数ありました。
実行委員会として目指していた方向性は、教育現場第一線にも通用するものだったと感じました。
「知恩院の裏山の高台寺山国有林を3時間散策」