四国支部事務局の池田です。10月８日（火）、東商グランドホール(東京都千代田区)で開催された「地球の未来にかける保険 マングローブ植林を通じた社会価値創出」特別シンポジウムに参加しました。

オイスカ会員でもある東京海上日動保険㈱が過去20年にわたって継続してきたマングローブ植林の成果や今後に向けた課題を議論し、人・地球・社会のサステナブルな未来づくりやSDGｓ達成への道のりについて考える内容で、同社と協働しているNGO３団体が成果報告を行い、オイスカからは春日智実タイ駐在代表が南部のラノーン県での活動についてプレゼンテーションするとともに、森づくりを通じた民間外交が、オイスカも達成を目指している「世界の友好と平和の実現」に繋がっていると発表しました。

続くパネルディスカッションでは、スイスに本部を置く国際的な自然保護団体の日本事務所代表が「Ｎａｔｕｒｅ-based Solutions」(生態系を基盤とした防災・減災(Eco-DRR)等の社会課題解決策)について説明しましたが、今回のNGO３団体の報告は正に実践的な取り組みで、日本の国際協力の質の高さを感じました。

近江商人の三方よし（売り手よし、買い手よし、世間よし）に倣い、「私よし、貴方よし、皆んなよし、地球よし、未来よし」とも表されるSDGｓ。オイスカ本部は、SDGｓの達成期限である2030年までEco-DRRへ集中して取組むことを決めたそうで担当者からの発信が期待されます☞http://www.oisca.org/blog/?p=２８４３３ 。

なお、久々に上京したので上野動物園を訪ね、2002年オイスカが仲立ちしてタイから寄贈されたゾウ達に会いましたが元気そうで嬉しかったです。皆様も上野動物園に行かれた際よろしくお願いします。