2010年5月25日

山梨で「森林生態保全学習会」を開催 富士山で小学生が植林 体験で深まる環境への理解

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    森林組合の方々の指導を受けながら、自分の背より高い杭を打ち込む児童たち
    森林組合の方々の指導を受けながら、自分の背より高い杭を打ち込む児童たち

     5月25日、「富士山の森づくり」の一環で、地元山梨県の甲運小学校3年生51名を招き「森林生態保全学習会」を開催しました。オイスカでは以前より、次代の環境保全や地域の発展を担う子どもたちに、森づくりの意義を肌で感じてもらい、環境保全への意識啓発をしたいと考えており、今回、アジア・ファンデーションからの助成金により開催が実現しました。 

     当日は強い風が吹く中、子どもたちは地元森林組合の方々の力を借りながら、仲間と協力して植林を行いました。予定時間を過ぎても子どもたちは手を止めず、準備したブナやミズナラなど5種150本の苗木を植え切りました。 

     また6月12日には、オイスカ山梨県支部事務局長の田中美津江と同スタッフの田中明子が甲運小学校を訪問し、授業参観時に環境保全について授業を行いました。自分たちが行った植林の意義についてあらためて説明を受けた児童らは、その後、環境問題に対して家庭でできることを親子で話し合い、発表しました。児童からは「植林した木を、将来自分の子どもに見せたい」「自然をつくるのはとても大変なことだと分かった」などの発言があり、今回の活動が子どもたちにとって、自然と自分たちとのかかわりについて深く考えるきっかけとなったことがうかがえました。

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