2014年5月2日

国際森林デー 海の森植樹の運営に参画 インドネシアへ植林ツアーも派遣

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    国際森林デーの3月21日、インドネシアのパルン クダ第一高校では生徒らが日本人ボランティアと共にカラフルな手形を木の葉に見立て、森を描いた

    3月21日、東京都の海の森で「『国際森林デー2014みどりの地球』〜国際交流・海の森植樹〜」(主催:「国際森林デー2014」実行委員会/共催:東京都港湾局)が開催され、招待された大使館
    関係者や日本人の親子ら約300名が参加しました。今年で2回目を迎えた「国際森林デー」を記念し、植樹を通して樹木に親しんでもらおうと企画されたもので、オイスカは実行委員会のメンバーとして運営に携わりました。式典には林野庁の沼田正俊長官も列席し、「森林が水を育み、災害を防ぐなどの大切な働きを発揮するには、私たちが森林を守り育て、また生活に木材を取り入れるなど、具体的な行動を起こすことが重要」と説明し、森林や樹木に想いを馳せる日である国際森林デーの意義を述べられました。

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    親子で植樹に参加した大使館員も。
    植えているのはアメリカデイゴの木

    これまで1万5千名以上のボランティアの手により15万本以上が植栽されてきたという海の森ですが、当日は新たに500本のタブノキやシイなどの苗木が植えられました。また、インドネシアやペルーなど10ヵ国の大使館関係者ら外交団の29名は、メインの植樹とは別に〝五大陸の木〞の植樹にも参加。海の森が、2020年に開催予定の東京オリンピックで馬術クロスカントリーの競技会場に指定されていることから、オリーブやアメリカデイゴなど各大陸を代表する木がそれぞれ2本ずつ植えられました。東京都の職員から、ここはゴミなどで埋め立てられた〝ゴミの山〞であるとの説明を受けた一行からは「ゴミが植物に影響を及ぼすことはないのか」「埋め立て用土はどこから運んだのか」と驚いた様子で質問が出される場面も見られました。前日の雨により足元が悪い中での作業となりましたが、エチオピア大使は「植林のために来たのだから汚れてもかまわない。東京オリンピックの開催が今から待ち遠しい」と、笑顔で作業を楽しんでいました。
    また同日、インドネシアでも国際森林デーを記念した植林活動が実施されました。これは日本からの植林ボランティアツアーのメンバーと「子供の森」計画参加校であるパルンクダ第一高校の生徒たちによるものです。植林前に行われた式典で、日本からのメンバーが「国際森林デーという記念すべき日に、皆さんと一緒に植林ができることを誇らしく思う。今回の活動を通して日本とインドネシアの距離がもっと近くなればうれしい」とスピーチをすると、両国の参加者からは大きな歓声が上がりました。

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    生徒らと苗を植えるツアー参加者(前列中央)
    オイスカは、引き続き、国連などの国際機関が行う森林や生物多様性の保全に関する啓発活動と積極的に連動し、さまざまな取り組みを行っていきます。

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