2018年2月1日

タイ 生計向上を目指す取り組みが地元主導で順調に広がる

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    生計向上につながりやすい養蜂への期待は大きい

    タイ北部チェンライ県で、外務省日本NGO連携無償資金協力によって進む、3年間のプロジェクトが折り返し点を迎えた2017年11月下旬、海外事業部部長の森田章が現地を視察、順調に推移していることが確認できました。
    プロジェクトは、山岳民族や地元住民が、植林による緑化やそれによって生まれる森の恵みを活用した生計向上を目指すものです。特に養蜂では、長引く雨季の影響でミツバチが全滅しかけるトラブルに見舞われながらも、女王バチ繁殖技術の研修を経て、開始当初よりハチの数を増やすことに成功するなど、成果が見られました。今後は蜂蜜収穫量の増加が期待でき、その蜂蜜を使った石鹸なども試作されています。また、高齢者でも取り組みやすいゼンマイなどの山菜栽培も軌道に乗り、地元の声をもとに設置した水浄化装置も稼働し始めています。持続可能性を高めるため、今後も地域住民主導によるプロジェクト運営を目指していきます。

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