2008年2月2日

オイスカ議連に招聘された研修生OBが各地を視察、訪問

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  • オイスカ愛知県支部で活動報告会を行ったアラハコーン氏(前列右から3人目)
    オイスカ愛知県支部で活動報告会を行ったアラハコーン氏(前列右から3人目)

    昨年10月31日に開催された「オイスカ国際活動促進国会議員連盟40周年式典」では、特別ゲストとして10ヵ国計13名の研修生OBが同議員連盟に招聘されました。研修生OBたちは、式典で現地での活動報告を行ったほか、オイスカ・インターナショナル理事会にオブザーバーとして参加しました。彼らのなかには、日本の企業の見学などを申し出る研修生OBもおり、数少ない訪日の機会を有効に活用しようと、積極的に活動していました。

    マレーシア・サバ支局役員のイグナティウス・ピーター氏は、11月5~6日、ニシキゴイ養殖で有名な愛知県の近藤養魚場などを視察しました。同氏はマレーシアで食用のナマズや観賞用のコイなどを養殖していますが、コイの模様が綺麗に出ない、期待するほど成長しない、などの悩みを抱えていました。飼育のコツのほか、ニシキゴイの販売ではブランド化が重要なことや、付加価値の付け方などについても学びました。このほか、2ヵ所の漁業協同組合も見学しました。

    フィリピン・マニラ事務所のマリベス・レボトン主席コーディネーターとリナ・ティアム主任コーディネーターは、11月5~9日、沖縄を訪問。現在沖縄で研修を受けているフィリピンの研修生の様子を確認するため、(有)沖縄ファーム、(株)サザンプラント、JA伊是名支店、(有) 伊是名畜産を訪問したほか、来年度の研修生が入所予定の(株)オリオン商事、(有)グリーンフィールドも視察しました。研修生たちが目的をもって研修に励んでいる姿に安心していました。

    東ティモール地域開発研修センター所長のミランドリンド・グテレス氏は、11月7日、東京都瑞穂町を訪問。石塚町長ほか過去に同研修センターを訪問した方々と面会し、以前、募金活動により研修センター運営費をいただいた事へのお礼を述べました。グテレス氏は同町長らから激励の言葉をもらい、治安回復が万全でない厳しい状況下での活動に対し、意気込みを新たにした様子でした。

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    0202-1-2本部国内研修部長・ 萬代保男

    今回来日した研修生OBの中には20数年ぶりに日本の土を踏んだ者もいましたが、それぞれの活動報告を通じて互いに多くの刺激を受けたようです。各訪問先での新たな発見や支援者との再会は、自国での活動をさらに充実したものにする上でも絶好の機会となりました。今後もこうした機会をつくり、OB間のネットワーク構築による活動の活性化を図っていきます。

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