2010年2月8日

オイスカ岡崎支局 個人との〝協働〞でティウロン村に緑と水を

  • 海外ニュース
  •  

    完成した給水パイプから勢いよく流れる水に喜びの声があがる
    完成した給水パイプから勢いよく流れる水に喜びの声があがる

     2007年よりマレーシア・ボルネオ島サバ州ティウロン村で、オイスカ岡崎支局会員の杉浦亜紗比さんが中心となって「ティウロン村の笑顔を守りたい」という活動を実施しています。本活動では、ティウロン村の生活環境の改善を目指して、周辺の山々の貯水機能を保つための植林活動や安全な飲料水を確保するために井戸や給水パイプなどを設置する「水供給プロジェクト」を行っています。

     当初は杉浦さんが一人で始めた活動でしたが、その後、同支局が支援をするようになり、08年からはボランティアを募り、現地を訪問して活動を行う「ボルネオワークキャンプ」を実施しています。今年は2月8~16日の日程で、本活動に杉浦さんとともに中心的に関わっているオイスカ中部日本研修センター・森田惣一参事とボランティア参加者3名がティウロン村と、10年2月から新たにプロジェクトがスタートしたスンビリン村を訪問しました。

     ティウロン村では井戸とポンプを設置。各家庭に給水パイプを引き、実際に水が供給されるところまでの作業を完了しました。また、スンビリン村では、村人とともに32年前に配管されたままの古い給水パイプを新しい給水パイプに繋ぎかえる作業と、すでに設置してあった給水パイプを埋める作業を実施しました。 これまでに本活動に集まった募金額は総額150万円。一人の個人から始まった活動が、オイスカとの〝協働〞という形でさらに広がりつつあります。

    この投稿へのトラックバック:

    アーカイブ