2020年8月3日

【海外ニュース】モンゴルの活動を担うOB4名に自然環境分野優秀賞が贈られる

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  • 授賞式には元横綱朝青龍関(右から3人目)も参加

    〈受賞者は次の通り〉
    ナンジドスレン・オチゲレル(オチョ/西日本研修センター/右から2人目)
    ハタンバータル・ヒシグト(ヒシゲ/西日本研修センター/左から2人目)
    バーサンドルジ・バラムサイン(サイナ/西日本研修センター/左)
    トゥブデンドルジ・トゥメンデンベレル(トゥメン/四国研修センター/左から3人目)


    オイスカ・モンゴル(以下、総局)は、2016年にブルガン県セレンゲ村に開設したユースセンターを拠点として、森林保全や住民の生計向上につながる活動に精力的に取り組んでいます。同センターは、訪日研修生OBらが組織した組合と同村が、森林管理などに関する協約を結んだ2000haの土地の中にあり、ここでの各種活動は、トヨタ環境活動助成、オイスカの静岡県支部、山梨県支部など、 日本からの支援も受けて実施されています。

    5月30日、モンゴル国自然環境・観光省から、国内の環境保全活動に多大な貢献をした者に贈られる「自然環境分野優秀賞」が、現地で活動の核となってきたOBに授与されました。

    表彰は、OBが真剣に取り組む姿勢を間近で見てきた地元村長や行政の推薦によるもので、同省の表彰では最も権威のあるものです。表彰の意向は昨年12月に伝えられていたのですが、その後の
    新型コロナウイルス感染拡大の影響で表彰式は延期され、今回開催の運びとなりました。

    当日は総局役員やOBたちの出席のもと、4名に表彰状が授与されました。総局のスタッフも務めるトゥブデンドルジ・トゥメンデンベレル(トゥメン)は「私の父は06年の総局設立の中心となって活躍したのち、09 年に病気で亡くなったが、その父も生前に同じ賞を受けている。父の遺志を継ぎ、これまでオイスカ活動を続けてきたことが評価され、とてもうれしく思う。これからも一生懸命に取り組んでいきたい」と喜びを語りました。

    セレンゲ村での森林保全活動にあたるOBたち

    また授賞式には、総局のニンジン・ギリヤセド事務局長との縁から特別ゲストとして招かれた、元横綱・朝青龍関のドルゴルスレン・ダグワドルジ氏も同席。受賞の4名を含むOBが、日本で多くの支援者にお世話になり、 帰国後は、習得した技術を活かして懸命に活動していることを知った同氏は、「日本とモンゴルの架け橋になるとともに、母国の発展のために、日本で学んだことを活かして頑張ってほしい」と激励の言葉を述べられました。さらには、今後のOBたちの取り組みに自分も力になりたいとの発言も聞かれ、受賞とあわせて大きな励みになった様子で、今後のOBのさらなる活躍が期待されます。

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