2018年2月20日

「海岸林再生プロジェクト」10ヵ年計画 震災から7年のあゆみを元に ポスト2020に向けた協議がスタート

  • 国内ニュース
  •  オイスカでは、東日本大震 災が発生した2011年3月11日直後から、宮城県名取市で長期復興計画と位置付けた「海岸林再生プロジェクト」を開始し、7年が経過しました。再生は、当初の計画通りに進み、約50haへのクロマツの植栽が完了しました。生育状態はエリアごとに差はあるものの、極めて良好といえる状況です。

    積雪の中でも青々と枝を広げるクロマツ(2014年植栽)
    積雪の中でも青々と枝を広げるクロマツ(2014年植栽)

     2月9日には、復興庁の土井亨復興副大臣が育苗場や植栽現場を視察しました。プロジェクトの育苗を担う「名取市海岸林再生の会」のメンバーは副大臣の激励を受け、春から本格化する育苗に弾みがついた様子でした。
     18年度は16haに8万本を新たに植え、4月から10 月にかけて、全国から2千人を超えるボランティアを受け入れて保育管理を行う(ボランティアの募集情報は本誌14ページに掲載)ほか、20年以降の海岸林の管理などについても国・県・市との協議の場を設け、恒久的な保育・森林管理の具体的な計画策定に向けた関係者の話し合いが予定されています。官民の役割や具体的な体制が明確になることで、より市民が参画しやすい森づくり・地域づくりのモデルがつくられることが期待されます。引き続き皆さんのご支援をよろしくお願いします。

    この投稿へのトラックバック:

    アーカイブ