沿革:2001年~2010年
2000年代の活動テーマ:ふるさとづくり
「すべての人々がさまざまな違いを乗り越えて共存し、地球上のあらゆる生命の基盤を守り育てようとする世界」を目指して設立されたオイスカ。活動開始から40年を経た2000年代、理念の実現に向けて「ふるさとづくり」の概念を活動の根幹にすえることを再確認しました。
オイスカの目指す「ふるさと」とは、地球上に生きる人間や他の生命がバランスを保ちながら共生する持続可能な世界。この「ふるさと」を守り育てるための実践活動がオイスカの活動であり、これを「ふるさとづくり」と呼んでいます。現在、人材育成、農村開発、環境保全、普及啓発を柱として活動を行っています。
- 2001年(H13)
- 5月
- カンボジア総局が発会
- 10月
- 「持続可能な未来のための教育に関するグローバル・フォーラム」開催(東京)。
- 創立40周年を記念し、「子供たちの未来と環境を考える一万人の集い」開催(東京)。俳優・赤井英和さんが「子供の森」計画親善大使に。
- 「ラブグリーン・アクション2001」で2001人を海外ボランティアとして派遣。
- 2002年(H14)
- 1月
- フィリピン・ネグロス島東部に養蚕普及指導センター開所。
- 西日本研修センター「有機農産物認定書」取得。
- 5月
- 山梨県支部の学校林活動が林業技術コンテストで林野庁長官賞を受賞。
- 8月
- 持続可能な開発に関する世界首脳会議(ヨハネスブルグサミット)に参加。
- タイ・ラノーン県におけるマングローブプロジェクトがタイ王国森林コンテスト「マングローブ植林200ライの部」2位受賞。
※「ライ」はタイの面積の単位で、1ライ=0.16ヘクタール- 9月
- 新しいキャッチコピー「Cultivate the future 大地と人に、もっとドラマを」発表。
- 10月
- オイスカの長年にわたる植林活動が評価され、タイ・スリン県から2頭の象がオイスカを通して上野動物園に贈られる。
- 2003年(H15)
- 5月
- 「『環境とふるさとづくり』国際青少年フォーラム」を東京都千代田区と八王子市で開催。
- 11月
- 第14回「アジア太平洋青年フォーラム」をカンボジアで開催。
- 2004年(H16)
- 8月
- パプアニューギニアのラバウル・エコテック研修センターを同国全閣僚が訪問。
- 12月
- スマトラ沖大地震・津波被災地支援に着手(インドネシア・タイ・インド・スリランカ)。
- 2005年(H17)
- 7月
- 「愛・地球博」に出展。
- 8月
- 「森のつみ木広場」活動を開始。
- 9月
- 南インド支局設立20周年「世界子供環境サミット」開催。
- カンボジアで「住民参加型マングローブ生態系保全活動」開始。
- 10月
- オイスカが独立行政法人国際協力機構(JICA)理事長表彰を受賞。
- 2006年(H18)
- 4月
- 沖縄で研修事業を開始。
- 5月
- インドネシア・ジャワ島中部地震被災地支援を実施。
- ネグロス養蚕普及プロジェクトがフィリピンでの養蚕普及に貢献したとして、フィリピン・西ネグロス州知事より中野良子総裁と養蚕専門家の宮澤津多登氏に感謝状が授与される。
- 9月
- 第59回国連広報局・NGO年次大会にあわせて、「Globalization of the Sacred Forests and Groves(鎮守の杜のグローバル化)」をテーマにしたワークショップを、国際神道財団と共催(アメリカ)。
- 10月
- 内モンゴル自治区阿拉善での沙漠化防止活動の拠点として、沙漠生態研究研修センターが開所。
- 12月
- オイスカ南インド支部とCMSカレッジ(現地大学)の共催で「環境について考える国際青年サミット」を開催(インド)。
- オイスカ南インド農林業研修センターが開所(インド)。
- 2007年(H19)
- 2月
- ハイデラバード支局(南インド)、エチオピア総局が発足
- パプアニューギニア・ラバウル・エコテック研修センターがパプアニューギニア国農業畜産省より稲作栽培研修所として正式に認定される。
- 4月
- 「富士山の森づくり」事業を山梨県鳴沢村で開始。
- 8月
- モンゴル総局が発会
- 10月
- 山梨県支部が、長年の森林・林業分野での功績を称えられ「森林・林業関係功労者表彰」を受賞
- 2008年(H20)
- 1月
- タイ・バンコクに日本語幼稚園開園
- 4月
- 三菱UFJフィナンシャル・グループとの協働で新研修コースがスタート
- 5月
- フィリピンのネグロス島で沖縄県支局支援の製糖工場が再生
- 6月
- タイにスリン環境センターが開所
- 10月
- ミャンマー農林業研修センター岡村郁男顧問が、12年にわたる数々の功績を評価されミャンマー政府より表彰される
- 2009年(H21)
- 2月
- 南インド農林業研修センター内に環境教育のための施設が完成
- 6月
- カンボジアで「子供の森」計画が本格的にスタート
- 8月
- タイのラノーンで県民と取り組むマングローブ林再生プロジェクトを開始
- 11月
- 平成21年度秋の叙勲で中野良子総裁に叙勲(旭日中綬章)
- 2010年(H22)
- 5月
- 国際生物多様性年・国際生物多様性の日に世界13ヵ国で「グリーンウェイブキャンペーン2010」に参加
- 10月
- COP10公式サイドイベントでオイスカと国連生物多様性条約事務局が基本協約に調印
- オイスカとマレーシアのNGOが環境保全活動に関する協定書を締結
- ウルグアイに、有機農業普及の拠点「研修生育成センター」が完成