2015年10月28日

海外の現場で日本から大学生を受け入れ 実地で農業を体験 若者の国際理解を促進

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  • ビチレブ島コマベ村の海岸でマングローブの苗木を
    植える東洋大学の学生(フィジー)

    この秋、国際協力に関心を寄せる大学生が海外のオイスカの現場で、実習形式で活動を行いました。
    東京農業大学からは9月15〜22日、国際食料情報学部国際農業開発学科に在籍し、アジア・アフリカ研究会に所属する5名がフィリピンを訪問、アブラ研修センターで農業に触れました。同世代の研修生と共に、熱帯果樹の接ぎ木をはじめ、豚や牛、ヤギ、鶏など家畜の管理、水田への施肥や野菜の播種などを体験。また全員が「子供の森」計画の支援者であることから、その参加校で子どもたちと交流しました。時期を同じくして、東洋大学国際地域学部国際観光学科の松園俊志教授と学生18名が、フィジーでマングローブの植林と農業を体験しました。同教授はゼミ旅行の一環として10年以上継続して同国を訪れており、 毎回オイスカの現場を実習の地としています。
    こうした体験は、日本の若者の国際理解を促進し、その分野で活躍する人材の育成の一助となるとともに、現地のスタッフや住民にとっても大きな刺激となっています。法人会員である大学をはじめ、学生や個人会員を中心に、オイスカの国内外の現場で積極的に受け入れを行っていく予定です。

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    マンゴーの接ぎ木を体験する東京農業大学3年生の鴫原瑛輔さん(右手前)。アジア・アフリカ研究会は1968年に発足、卒業後は開発途上国でのプロジェクトに従事するなど、国際協力の担い手として期待される人材が多く輩出している(フィリピン)
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