2015年10月2日

インドネシア マングローブ植林調整員が大統領表彰を受賞!

  • 海外ニュース
  •  オイスカはインドネシアで、これまでに2600ha以上のマングローブ植林を実施しています。養魚場造成のためマングローブ林が伐採され、それに伴い海岸の土壌浸食が深刻化するジャワ島で、地域住民と力を合わせ再生に取り組んできました。現在は成長したマングローブを活かし保全する活動も進めています。
     そんな中、2014年度から新たに植林を開始したブレベス県のプロジェクト調整員マスハディ氏が、「KALPATARU」と呼ばれる大統領表彰を受賞しました。氏は以前より地域でグループを組織し、マングローブ林の回復に力を注いでいました。オイスカが活動を行う上で、環境に対する意識を持ち積極的に行動する住民がその地に存在することは、非常に大きな意味を持ちます。オイスカは同氏を調整員に抜てきし、住民グループを応援しながらプロジェクトを進めています。
     マスハディ氏はこの植林をきっかけに、インドネシア・スカブミ研修センターの9ヵ月にわたる農業研修に子息を参加させました。マングローブの保全にとどまらず、規律訓練や有機農業の技術、子どもたちへの環境教育やコミュニティを巻き込んだ取り組みを学ばせることで、ブレベス県における〝ふるさとづくり?の後継者を育てたいという願いが込められています。
     大統領表彰を今後のさらなる活動への糧として、同国での取り組みは続いていきます。

    ボゴール宮殿で大統領(右)にトロフィーを授与されるマスハディ氏(中央は林業・環境大臣)
    ボゴール宮殿で大統領(右)にトロフィーを授与されるマスハディ氏(中央は林業・環境大臣)

    大きく育ったマングローブ林の前でテレビ局の取材を受ける
    大きく育ったマングローブ林の前でテレビ局の取材を受ける

    この投稿へのトラックバック:

    アーカイブ