7月2日、衆議院第一議員会館でモルディブ政府代表一行とオイスカとの懇談会が開催されました。モルディブ政府の環境・エネルギー省からは、マリヤム・シャキーラ大臣、アムジャッド・アブドラ地球温暖化対策局長およびアハメッド・カリール駐日大使らが参加し、環境保全やエネルギー問題、人材育成など同国が抱える課題について話し合われました。
インド洋に浮かぶモルディブでは、近隣国や航行中の船舶からのゴミの不法投棄がもたらす海洋環境の破壊に直面しています。このまま放置すれば、国の主要産 業である観光にも大打撃を与えかねないとの危機感が募る中、 「我々が抱える問題解決のためには、オイスカのようなNGOの協力が不可欠」と強調するシャキーラ大臣からは、特にゴミ処理を中心とした環境保全に関わる 人材育成への協力が要請されました。また、食料品や日用品などの大半を輸入に頼っていることから、農業振興への協力に対する期待の高さもうかがえました。