人口増加により生活、工業用水の需要が高まるインドネシア・ジャワ島では、毎年乾季には水不足が発生。またトイレなどの設備が適切に整備、管理されていない学校が多く、子どもたちの教育や衛生に悪影響を及ぼしています。
こうした問題に対し、オイスカは本年4月よりTOTO㈱「TOTO水環境基金」の助成を受け、西ジャワ州スカブミ県において、水環境保全に向けた環境教育を実施。 さらにニーズの高い2つの小学校に対し、トイレ・水タンクなどの設備を支援し、衛生環境の改善を目指しています。
7月には、スカブミ研修センターで、同県内15校から262名の子どもたちを集めたエコキャンプを開催。講義やネイチャーゲーム、川の汚染状況の観察などを通じて、節水やごみの正しい処理について理解を深め、行動することの大切さを学びました。帰宅後、早速多くの参加者が家族に環境保全の重要性を説いたことが後日報告されました。
今後は、教師向けのセミナーを開くなど、限りある資源を守る意識を地域で育む体制づくりを進めていきます。