2013年11月8日にフィリピン中部に上陸した台風30号は甚大な被害をもたらし、今も多くの人々が不便な生活を強いられています。オイスカでは、同13日より支援金募金の呼び掛けをスタート。ネグロス島にあるオイスカ・バゴ研修センターを拠点に被災地域での支援活動を展開しています。 11・12月は緊急支援期間と位置付け、被災住民からのニーズが高かった家屋修復用のトタン板や缶詰などの物資支援を行いました。
12月23日から本部・海外事業部のアンジェラ・タイコが現地に赴き、被害の大きかったネグロス島(北部)、 パナイ島(アホイ町)、セブ州のバンタヤン島およびレイテ島(タクロバン市)の被害調査と復興支援計画の策定などを行いました。
また、同27日には、永石安明専務理事と西ネグロス州のアルフレッド・マラニオン知事が長崎県を訪れ、中村法道知事を表敬しました。これは、同県の漁港で使われなくなった中古漁船を購入し、漁船や漁具を流失した被災漁民への支援をしたいと考えるマラニオン知事からの要請によりオイスカが仲介したものです。
「できることは協力していきたい」との中村知事の言葉を受け、マラニオン知事は漁業研修生の受け入れ協力なども打診しており、漁村の復興に関しても問題が山積していることが伺えました。今後は行政との連携を図りながら、次年度以降の復興支援に向けて動き出します。
募金は2月28日まで受け付けます。引き続き、ご協力をお願いいたします。