2012年4月4日

オイスカ・東ティモール これまでの施設を離れ 自立へ向けて新たなスタート

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  •  東ティモールにおける活動は2001年より10年間の協約のもと、現地ベテラン協会をカウンターパートに、同国の将来を担う若者の人材育成を中心に進めてきました。昨年11月の協約終了に伴い、活動拠点であったリキシャ県にある地域開発研修センターの施設を明け渡すことになりました。同センターは国立の施設を補修・改築したもので、外務省の日本NGO連携支援無償資金協力の助成を受けるなど、内外の多くの機関や支援者に支えられてきました。

     これまで研修を受けた300名近い研修生OBは、ふるさとで農業に従事し地域のリーダーとして役割を果たしているほか、農業関係機関や国際NGOなどの進路に就き、さまざまな分野で牽引役を担いつつあります。このような成果をあげてきた人材育成活動は、舞台を移し引き継がれようとしています。同じリキシャ県のロイス地域で地元篤志家の支援を得て、自助努力で研修業務をスタートすべく準備を開始。組織名を「東ティモール技術研修生OB会(Technical Trainees Alumni Association Timor Leste)」として現地政府にもNGO登録申請中です(2012年4月4日現在)。これまでの成果が若者の自立発展的なアクションとして花開くよう、今後も後方支援を行う予定です。

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