国土の多くを森林が占める日本では現在、〝切って使う〞サイクルづくりが必要とされています。
オイスカは間伐材を有効活用することで日本の森林や国産材の利用促進に対する
意識啓発に貢献できると考え、林野庁が推進する「木づかい運動」にも賛同し活動を進めています。
国内における企業との協働による森づくりも、さまざまな取り組みへと発展しています。山梨県で森林整備活動を行うオルビス㈱は、植林や間伐などに加え活動地の材を利用したノベルティを製作しました。また、同社が進める東日本大震災復興支援「いつもプロジェクト」の一環としてオイスカの「森のつみ木広場」
を資金的・人的に支援、昨年は福島県相馬市に国産材のつみ木8千個を寄贈し、同市からは感謝状が贈られました。つみ木は市内の児童館や子育て支援施設で、幼児から小学生まで多くの子どもたちに使われています。
首都圏で食品スーパーを展開するサミット㈱は、同じく山梨県の丹波山村で森林整備活動を展開。2012年には、国産材の活用を目的に同社、オイスカ、東京おもちゃ美術館の協働により赤ちゃん木育広場普及事業をスタートしました。これまでに都内3区で55の団体・児童館などに木のおもちゃセットを寄贈しており、今後、活動の広がりが期待されています。
山間部での森林整備と都市部での国産材の活用など、日本の森を守るためこれからも活動を進めていきます。