2月4日、静岡県函南町にある月光天文台(以下、天文台)を首都圏支部の会員14名が訪れ、視察研修が行われました。天文台を管理、運営する 国際文化交友会は、「世界の空はひとつ。天の文を読もうではないか」と世界に呼び掛けたオイスカの創立者・中野與之助翁が設立した組織で、1960年代前半の活動がオイスカ創立へとつながりました。
当日は、天文台職員の案内でプラネタリウムや地学資料館などの施設を見学。
職員から天文とオイスカの理念とのつながりについて説明がなされると、深く納得した様子の参加者からは「これまでは理念を具現化するための活動部分しか見えていなかった」「オイスカの理念が深く理解できた」といった感想が聞かれました。 また、3月17日には日頃からオイスカへの理解が深いバングラデシュおよびモルディブの駐日大使も天文台を訪問。両大使は、「オイスカ活動の根底には、宇宙を基軸にした平和への思いがあることを強く感じることができた」と話し、帰京後は天文台の恒例行事である「世界のこよみ展」用に各国のカレンダーを寄贈いただきました。
天文台では、多くの人たちが宇宙大自然の法則に軸足を置いた大きな視野を持てるよう、さまざまな取り組みを行っています。オイスカ理念の普及に向けて、今後も天文台と連携を図りながら活動を進めていきます。